4時間コース体験談(提供は終了しました)

http://ameblo.jp/tabimory/entry-12001262702.html

3月に4時間コースに体験にいらした方が、その体験談を素敵なレポートにまとめてくださいました。ありがとうございました!

以下、アメブロの方より引用させていただきます。


テーマ:
沖縄本島からは飛行機で石垣島までひとっ飛びでサクッとやって参りました。(※今回の旅行は船旅にこだわっているわけではなく、安ければ飛行機も利用します。)
石垣島に到着して驚いたことは、ずばり観光地だったこと。バスセンター周辺には土産物店がずらりと並び、行きかう人々は旅行客だらけで、更に、周辺離島へのハブである石垣港周辺は自分と同じように島巡りを目的とした旅行客が大半で、沖縄県、それも石垣島に来た途端、島は、旅行客の間で「何処の島に行った?」なんて情報交換が頻繁に行われている”観光地”に変わりました。

バスターミナルと離島ターミナルの側の通りには、土産物店がすらりと並び、行列をなしたツアー客や、2~3名連れの旅行客が行き交っていました。

そうした旅行者同士のコミュニティで飛び交う情報は、島に関連する情報なんだけど、島の空中で展開しているようで、そうした面に少し物寂しさを感じてしまいました。
ですが、そもそも、どこに行っても自分は他所者であって、土地柄もあると思いますが、今まで地に足が着いた人たちとお話できていたことの方が不思議だったのかも知れません。
今まで自分が巡ってきた島々は“生活の場”であり、そこで観光振興の様子を垣間見たことを思い出して、少しばかり複雑な気持ちになりました。

そんな石垣島でちゃんとお話しできた唯一の石垣在住者が、昨年オランダから移住してきたという東京生まれのUEDAさんでした。UEDAさんは石垣島の中心部から車で30分ほどの山の麓の集落にアトリエを構え、香りに纏わるお仕事や、香りを使ったアート活動をしています。特にアート活動においては、香りのアートの第一人者として海外の大学で講師も務めるなど、クライアントは他県や海外がほぼほぼを占めるそうです。


古民家をセルフリノベーションしたUEDAさんのアトリエ。地方ほど一軒家を借りることはハードルが高いもの。

香木の匂いを体験させて頂いた別棟も素敵でした。

療養のため石垣島に長期滞在したことをきっかけに、石垣島の気候が香りのお仕事に適していたこともあり移住に至ったそうですが、移住してきてから今まで貫いているポリシーは、「自分のことは自分でやること」だと仰いました。
中之島で移住者の方々を見て、その土地の大事なピースになることが地方移住のキーではないかと思いましたが、石垣島のUEDAさんはこの点の気構えが180度違っていました。

UEDAさんにドイツで行う展示の模型を見せて頂きました。香りを頼りにゴールに辿り着く、という迷路型のインスタレーション。

思えば、共に地元で生まれ育ち、地元で自営業を営む両親の姿を見て育ってきた自分にとって、田舎のコミュニティの中で生活していくことは、決して自由なものではありませんでした。だからなのか、昨今の地方移住ブームで、田舎暮らしに自由と豊かさを期待する都会の人には、違和感を覚えていたところでした。
資源や流通が限られた中之島で、お金以外でのギブアンドテイクが行われている様子を垣間見て、ギブを受けるにはテイクを提供しなければならないことがよくよくわかりました。
ですが、お金という共通認識で図り合うことができず、感情が絡み合うことだからこそ、煩わしい部分も含んでいます。
田舎で暮らしていくにはこの煩わしさを受け入れる覚悟をしなければいけないものだと思っていました。

UEDAさんが畑で育てたお野菜で作ったサラダとキッシュ(七輪の上のアルミの中)を頂きました。ドレッシングも即興で手作り。お世辞抜きでとっっても美味しかったです!

だからこそ、「自分のことは自分でやる。」というUEDAさんのお言葉に、尊敬の念と、僭越ですが、純粋に応援したい!という気持ちが沸きました。石垣島にはお金で手に入る物はかなりありますが、それでもそのお金では手に入らないその土地のものもあると思うので、これはこれで大変な事だと思います。「どこまでできるかわからないけど、」と仰っていたことも印象深かったです。
結局、地域社会のピースになるか、自分の生活は自分で賄うかは、どちらを選んでも大変なことだと思いますし、どちらが正しくてどちらが間違いといったこともないと思います。
ただ、こうした事への理解がないまま、「野菜もらいながら自由に暮らして…」などと甘えた気持ちでは移住は難しいと思います。

★UEDAさんのアトリエ 香房PEPE
http://atelierpepe.blogspot.jp