源氏の女人の香り〜匂い袋の調香 ワークショップ

香りのアトリエPEPE (MAKI UEDA) による文化庁メディア芸術祭出張WS

「源氏の女人の香り〜匂い袋の調香」

世界最古の小説とされる源氏物語では
香りが繊細に描写されています。
香りは、季節そして人物の感情、特徴までをも描き出します。
香合わせでは、源氏の女人たちが、香りで競い合いました。
実際にその香りを再現してみました。
源氏物語をひもときながら、一つ一つ嗅ぎでいきましょう。
そして、好きな香りで、匂い袋を調香してみましょう。

(2017年9月にオランダで好評を博したワークショップを日本語化したものです)

OKMZ-7159

日時:12/9(土) 15:00-17:00

場所:石垣市民会館「文化庁メディア芸術祭石垣島展」特設会場

参加費:
大人一般:2,500円、中高生:1,500円、香りの学校会員様:2,000円

お支払いにてご予約確定となります。先着順15名様限定。(当日はわたし一人で切り盛りするため、会計の混乱を避けるため、前払いとさせていただきます。どうぞよろしくおねがい致します。)paypal経由のクレジットカード支払い可能。銀行振込をご希望の方は、ご連絡ください。

*欠席の際の返金は致しかねますので予めご了承ください。




大人一般(2,500円)の方は上↑をクリックしてください




中高生(1,500円)の方は上↑をクリックしてください




香りの学校会員(2,000円)の方は上↑をクリックしてください



OKMZ-7166
OKMZ-7196
OKMZ-7200
OKMZ-7209
OKMZ-7227
OKMZ-7234
OKMZ-7241

嗅覚は、視覚・聴覚と違って芸術活動の対象になることが少ない中、最近は欧米で「嗅覚芸術」が盛んになってきました。

稀なことに日本人は古来より、独自に香りの芸術を発展させてきました。現代には香道という形で伝わっており、その原型ともいえる「香合わせ」が源氏物語32章「梅枝」に描かれています。この感性を世界に紹介したいと考えました。その結集が「源氏の女人の香り~匂い袋の調香~ ワークショップ」です。(オランダにて2017年9月にプレミア)

源氏の女人たち(紫の上、朝顔の宮、花散里、明石の君)が調合した香りを、実際に再現してみました。ワークショップではそれらを嗅ぎながら、彼女たちの人柄、人物像などを想像してみます。

その後、自分の好きな香りで「マイ匂い袋」を作ります。じぶんの人となりは、香りにどう立ち現れるでしょうか。またその香りによって、どのような人物像が描かれてゆくのでしょうか。

[EN] The Smell of the Tale of Genji – Workshop by UEDA Maki Duration: 90 minutes′ In the classic literary work Tale of Genji, credited as the world’s first modern novel, home fragrances (or soradakimono) play a big role. They are used as metaphors for the seasons, characters or emotions. During this workshop you will first learn about the scents described in the story, after which you will get to make them yourself, using traditional materials. The result is a “fragrant sachet” that you can use as a home fragrance.

 

[NL] In de klassieke roman Tale of Genji, vaak geroemd als ‘s werelds eerste moderne roman, spelen huisparfums (soradokimono) een grote rol. Ze worden gebruikt als metaforen voor seizoenen, personages en emoties. In deze workshop leer je eerst alles over de geuren in het verhaal, waarna je de kans krijgt ze zelf te maken, met traditionele materialen. Je keert naar huis met een ‘geurzakje’, meteen te gebruiken om je woonkamer een heerlijke geur te geven.

PEPEの夏休みキッズワークショップ

PEPEでは夏休み、いくつかの出張ワークショップをやります!ぜんぶ石垣島にて、キッズ向けです。お手頃なお値段でご用意いたしましたので、お住いの方もご旅行の方も、夏休みの計画にお役立てください。

(1) 島の素材で匂い袋を作る

8/8(火) 14:00-15:30 わらばぁーと @ゆんたくや(モールにて)
石垣島の月桃や、伝統的なお香素材のフュージョン匂い袋を作ります。それぞれの素材の匂いを嗅いで、香りの勉強しながら進めます。
1700円
定員15名(sold out)
所要時間1時間半
持ち物:特になし
詳細、お申し込みはこちらへ https://yuntakuya.localinfo.jp
DSC00358_adjusted

(2) 香りで遊びながらキャンドル作り

8/9(水) 14:00-15:30 わらばぁーと @ゆんたくや(モールにて)
香りを自由自在に組み合わせて、水に浮かぶフローティング・キャンドルを作ります。
1500円
定員15名(sold out)
所要時間1時間半
持ち物:エプロン
詳細、お申し込みはこちらへ https://yuntakuya.localinfo.jp
IMG_9391
(3) 星祭り 香るキャンドル・ランタンづくり part 1

8/11(金)14:00-16:00

「星空」がテーマのかわいいキャンドル・ランタンを作り、みんなで星祭りの会場を暖かく照らしましょう!PEPEのオリジナルな香りがふんわりほのかに香るランタンです。

内容:
[1] 香りのキャンドルを作ります
[2] 牛乳パックor紙コップに「星空」を描いて、ランタンを作ります
所要時間: トータル約2時間
料金:無料
対象:小学生以上
場所:石垣市役所 会議室
詳細:近日、八重山の新聞にて発表。
星祭り:https://star-festival.amebaownd.com/

DSC00370

(4) 星祭り 香るキャンドル・ランタンづくり part 2

8/12(土)16:00-19:00
石垣島星祭りの会場にて、「星空」をテーマのかわいいキャンドル・ランタンを作り、みんなで星祭りの会場を暖かく照らしましょう! PEPEのオリジナルな香りがふんわりほのかに香るランタンです。
内容:牛乳パックor紙コップに「星空」を描いて、ランタンを作ります
所要時間: トータル約30分
料金:無料
対象:小学生以上
場所:星祭り会場
詳細:近日、八重山の新聞にて発表。
星祭り:https://star-festival.amebaownd.com/

DSC00366

諏訪綾子さん(food creation) 来島 / food artist Ayako Suwa’s visit

東京より、food creation の諏訪綾子さんがいらしてくださいました。日本でだけでなく、世界的にも有名なフード・アーティスト。ずっとその世界観に憧れていたので、今回ゆっくりお話しでき、とても嬉しいです。とても優雅で美しく、かつ優しい笑顔、思わず見惚れました…。石垣島在住のはっちゃんこと、入口初美さんも一緒にパチリ。アルケミスト魔女の会でした。

Together with a renown food artist Ayako Suwa, and Ishigaki’s famous herb alchemist Hatsumi Iriguchi.

 

 

 

Spring Trippin’ Fes レポート

タイトルはSpring Trippin’ Fes レポートになっていますが…

なにを隠そう、これを書いているのはMaki Uedaではございません!

ここで僭越ながら自己紹介をさせていただきます。
2ヶ月前に東京からやってきた研修生の 越智庸子 (おち ようこ)です。

大学を卒業した昨年の10月、
嗅覚について勉強したくて大学院進学を検討していましたが、
目星をつけていた研究室は現在嗅覚については研究しておらず、
他も名だたる大学の理系ばかり…
私に行き場ないのか?と途方にくれていた時です。

あのMakiさんが関東に帰ってきているではありませんか!

「いまこそ会わなければ…」

という心の声に突き動かされ、ダメ元でメールとFBでラブコールを送り、
すぐに快諾のお返事とともに予定が決まり、お会いすることに!

そしてお会いして一時間後には

Makiさん「インターンしに石垣くる?」
私「よろしくお願いします!」

すぐに決定。そこから石垣島移住計画がスタートし、
12月には引っ越して石垣にて一人暮らしを開始していました。笑

これから2年間はMakiさんのもと、香りの島 石垣にて研修生活を送ります。
魔法使いの弟子、といったところでしょうか?
Atelier PEPEにて見習いをしてますので、皆様よろしくお願いします。

さて先日早速、石垣市主催「TsunDAMI Spring Trippin ISHIGAKI」にて、
香るランタンを作るWS(小学生以下対象)を任せていただきました。

「キャンディーのように香るフローティングキャンドルを
牛乳パックのランタンのなかに浮かべる」という内容のWSでした。

キャンドルど素人の私でしたが、二週間ほどでキャンドル職人になるべく
日々キャンドルと格闘していました。

パラフィンってあんなにこびりつくんですね。
かなり悲惨な状況のアトリエはお見せしないとして…

当日の綺麗な写真だけお見せします。

キャンディーのようなカラフルなキャンドルのブロックが7種。

みんな真剣に見て、嗅いで、触って、選んでました。

準備中は余裕の表情でしたが、WSではてんてこ舞い笑

暗闇ではこんな綺麗に輝きます!

片付け後は師匠とライブを堪能。
ちなみに私はあまりにも余裕がなく撮ることを忘れていたため、
全てPhoto by Makiさんです。

 

石垣の地元の方は本当に優しくて、不慣れな私を気長に待ってくださいます。
WSのサポートまでしてくださるお母様たちまでいて(資材の仕込みまで!)
このWSで島の方の優しさに触れ、石垣島の良さを垣間見れました。

当初は「私たちのキャンドルで会場を照らすぞ!」と意気込んでいたのですが、
残念ながら、強風に煽られて役割はあまり果たせず…

それでも子供たちが満足げにキャンドルを持ち帰っくれたので、
初めてのWSにしては上々でした。

素晴らしい機会をくださった市役所の方々、Makiさん、
ご協力いただいたマリヤ乳業の方々に感謝です。

これからも時々レポートを上げていきますので、お付き合いください。

研修生 庸子

島唄 / Shima-uta

あの有名な、THE BOOMの「島唄」は、

単なる「失恋」の歌かと思いきや・・・
沖縄地上戦を歌ったものだったのだということ、
ご存知でしたか?
そのことをシマンチュ(沖縄人)の友人から教えてもらった時は、
涙がはらはらとこぼれました。

「島唄」は、ボーカルの宮沢和史さんが作詞・作曲したものです。
曲中に出てくる「でいごの花」は、赤く、
「花が咲き乱れ・・・花も散り」・・・で、
散った命を表現しているのだそうです。

意訳つきの歌詞をご紹介します。

『島唄』

でいごの花が咲き
風を呼び 嵐が来た

(災厄を告げるという でいごの花が咲き、
(1945.4.1)沖縄本島に米軍が上陸した)

でいごが咲き乱れ
風を呼び 嵐が来た
繰りかへす哀しみは 島わたる 波のよう

(でいごが咲き乱れる1945.4-6月に、
 寄せ引く波の様に、殺戮は繰り返された)

ウージぬ森で あなたと出会い
ウージぬ下で 千代にさよなら

(サトウキビ畑であなたと出会い
 (ガマ)鍾乳穴の防空壕で
 君が代にいう永久の御代との別れ)

島唄よ 風にのり
鳥と共に 海を渡れ
島唄よ 風にのり 
届けておくれ わたしぬ涙

(島唄よ 風にのり
 しびとの魂(鳥)と共に 海を渡れ
 島唄よ 風にのり 
 本土に伝えておくれ、沖縄の悲哀を)

でいごの花も散り
さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたぬ波の花

(でいごの花も散る1945.6.23に
 戦闘も終わり、宝より大切な命が散り、
 生き残っている者もあまりいない
 日常生活は、簡単に消え去った)

ウージぬ森で うたった友よ
ウージぬ下で 八千代ぬ別れ

(さとうきび畑で謡いあったあの人は
 防空壕の中で、戦闘によって死んだ)

島唄よ 風に乗り
鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り
届けておくれ 私の愛を

(沖縄の思いよ、風に乗って
 魂と共に、海を越えて
 (あの人の居るニライ・カナイ=天国へ)
 島唄よ 風に乗り
 (ニライカナイへ)届けておくれ 私の愛を)

海よ
宇宙よ
神よ
いのちよ
このまま永遠に夕凪を

(海よ
 宇宙よ
 神よ(豊穣をもたらす)
 いのちよ(何物にも代え難い命という宝よ)
 このまま永遠に夕凪(平和)を(祈る))

朝日新聞に宮沢和史さんの
コラムが掲載されていたようです。
引用させていただきます。

『島唄』は、
本当はたった一人のおばあさんに
聴いてもらいたくて作った歌だ。

91年冬、
沖縄音楽にのめりこんでいたぼくは、
沖縄の『ひめゆり平和記念資料館』を初めて訪れた。

そこで『ひめゆり学徒隊』の
生き残りのおばあさんに出会い、
本土決戦を引き延ばすための
『捨て石』とされた激しい沖縄地上戦で
大勢の住民が犠牲になった事を知った。

捕虜になる事を恐れた
肉親同士が互いに殺し合う。

極限状況の話を聞くうちにぼくは、
そんな事実も知らずに生きてきた
無知な自分に怒りさえ覚えた。

資料館は自分があたかもガマ(自然洞窟)の
中にいるような造りになっている。

このような場所で集団自決した
人々のことを思うと涙が止まらなかった。

だが、その資料館から一歩外に出ると、
ウージ(さとうきび)が静かに風に揺れている。

この対比を曲にして
おばあさんに聴いてもらいたいと思った。

歌詞の中に、
ガマの中で自決した2人を歌った部分がある。

『ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら』という下りだ。

『島唄』はレとラがない沖縄音階で作ったが、
この部分は本土で使われている音階に戻した。

2人は本土の犠牲になったのだから。

東京で生まれ育ち、長年の欧米生活経験のある私にとって、
日本の「境界線」、しかも小さな島に住むのは初めての経験ですし、
それはそれはいろいろなカルチャーショックに直面します。

それでも、わたしにできることってなんだろう?
・・・何らかの形で島の役に立ちたいという気持ちは、無いわけではないのですが、
「島唄」のほんとうの意味を知ると、
それさえも薄っぺらいように思えてきます。

ならば、できることがあるとすれば、
芸能文化を通して、島と島人の心を理解すること。
そしてそれをスポンジのように吸収し、
じぶんの表現に繋げていくこと。
伝えていくこと。

それに尽きるのではないか。

さる7/19日の石垣島星野祭りでは、
私の主宰するベリーダンス・サークル「マーペー」の3人が踊りを披露しました。
私は、この「島唄」を踊りました。
その日、マレーシア航空機撃墜に個人的な想いがあったことや、
さまざまな別れと出会いがあり、
「さようなら」と、「ありがとう」がじぶんの中で渦巻く中、
心の中で泣き、踊りで微笑みました。
わたしは表現を通して、そういった感情を昇華させ、乗り越えて行くのだと思います。