The Air of Ishigaki アロマディフューザー No. 2 夜香木(Night Jasmine)

¥10,000

「イエライシャン」とテレサ・テンが唄う、情緒漂う夏の夜の香り。英語ではNight Jasmine とも言われ、その名の通りジャスミンにも似た香りです。あるいはより木蓮やクチナシにも似た、グリーンかつセンシュアル(官能的)な香り。石垣島では民家の軒先にもよく自生しており、どこからともなく漂う、夏の夜の散歩を誘う香りです。花言葉 [高貴なこころ]  

 

説明

The Air of Ishigaki アロマディフューザーシリーズ


The Air of Ishigaki アロマディフューザーシリーズは、石垣島の自然の花の香りを抽出して作った、ルームディフューザーです。 新型コロナウイルスにより旅は制限され、石垣島への来島さえ難しくなった時に、「石垣島の香りをみなさんのところにお届けすることはできる。石垣島の素敵な香りたちで、おうちにいる時間を楽しんでいただければ」と考え、2020年4月24日リリース。

純粋エタノールで天然の香りを抽出した、貴重なエッセンスを使っています。抽出により失われる香りは、適宜フレグランスで補いました。調香師は、台湾人 Chao-Yu Yang。南仏グラースで調香を学んだ、調香師の卵です。瓶には抽出に使われた花もそのまま入っているので、見ても楽しいディフューザーです。

ひとつひとつが手作業なので、量産ができず、いずれも5〜10本の限定品。香りのアーティストによるアルチザン・フレグランスです。

いずれも60ml、リード10本つき。空間の湿度や風量、リードの本数によりますが、リード5本でおよそ6ヶ月もちます。


STORY

本来ならアロマディフューザー作りには驚くほど大量の精油や香料を必要とします。精油は1滴作るだけでもたいへんな量の原材料を必要とするので、非常に効率が悪く、そのため天然香料を使ったアロマディフューザーというのは、実は市場にはほとんど存在しません。

 

こういった背景から、石垣島の自然環境に負担にならないアロマディフューザー作りを模索し始めました。楽園の石垣島には通年、花はたくさん咲くけど、そこから精油を作ることは避けました。なぜなら、花の蜜はアリやミツバチが必要としているし、花自身もその種の保存のためにがんばって咲いているからです。乱獲は環境破壊につながります。

 

さまざまに研究と実験を重ねた結果、わずかな量の花から香りを抽出し、それを直接ディフューザーに使い、失われる香りを調香により補うという、効率的な方法を編み出しました。特に環境に気遣ったSDG’s的なアロマディフューザーを求めて生まれたのが、この形です。

 

開発には試行錯誤からすでに7年をかけており、「この季節ならあそこに行けばあの花が咲いている」という経験値も増え、2019年に収穫&制作着手、ようやくリリースに漕ぎつけることができました。抽出にはエタノールを使いますが、コロナ禍においては貴重な医療資源なので、再制作するのはだいぶ先だろうと思われます。