記念すべき第10回アート・アンド・オルファクション・アワード。24年6月7日に、古都リスボンにて開催されました。例年以上に、映画のセットのような美しいロケーションとひとときでした。私は光栄にもサダキチアワードの審査員を務めさせていただき、同僚のアンドレアス・ケラーと共に壇上でウィナーを発表。
このカテゴリーは開催9回目。嗅覚アートだけでなく、学術発表や先進的な商品、香りのシネマや上演など、実験的な香りの応用であればなんでも、ここに投入される、いわばごった煮。共通の価値基準で測るのは簡単ではなく、例年のように、ファイナリストの誰もがウィナーになってもおかしくない展開。いつもは私、ドキドキしながら客席で座っている側(おそらく、過去6回!)それに比べれば、壇上の方が楽かな〜。
ウィナーは、ペドロ・ロペスとジャス・ブルックス! 彼らとはメディア・アートという共通の土台を持つので私も嬉しいです。このフィールドで、私を含むたくさんの人が彼らに助けられています。心より、おめでとう。
リスボンに来ることのできた審査員やファイナリストたちと記念写真。こういう時の強い味方として、昨年からは和装システムを導入。どう組み合わせても、映えるのよ〜 笑。
私このシーンでは顔割れしてるのか、いろんな方にお声がけいただきました。私の作品がきっかけとなり、制作を始めたとか、私に会いにきたとか、嬉しい声も聞け、改めて自分の立場を知りました。たまには田舎を抜けてこういうスパイス、いいなあ。